KCIC(かごしま文化情報センター)の皆様と対話をしながら、2015年は民俗芸能のリサーチを行い、今年はワークショップ「わたしたちのうた、わたしたちの踊りをつくるプロジェクト」を行ってきました。
2016年6月18日 「未来のまつり 今日のまつり」と題した、様々な時代、地域、人々のまつりをちょっとしたテーマに沿って見てみるということをしました。
鹿児島の民俗芸能はもちろん、パレード、フェスティバル、労働歌、盆踊り、コンテンポラリーダンスの振り付け家が挑んだニュー盆踊りや、アメリカで虐げられた人々の抵抗からはじまった音楽を聴いたり、よさこい踊りを見たり、時代も地域もあっちに飛んだりこっちに飛んだりしながら見ていると頭がぐるぐるしてきて、心地よい混乱と様々な問いが去来しました。
その後、月に一回のペースでワークショップをしました。手塚の考案した「間にあるもの音頭」から出発し、どうしたら、ノリの違う人々が共に場を共有しつつ楽しめるか?というような問いを元により面白い芸能の発明を目指しました。
2017年11月3日、文化の日に、街は一面おはら祭り一色の中、市役所の一角を使って、わたしたちの祭りの場をつくりました。名付けて『いつの間にか音頭』。トークのためにきてくださったアサダワタルさんは踊りにも音楽にも参加してくださって大いに盛り上がりました。奇跡のような瞬間もなんども訪れました。
どのような音頭になったかや、それまでの詳細なプロセスをKCIC(かごしま文化情報センター)さんが丁寧に時間をかけて作成してくださった電子書籍がありますので、ぜひお読みください。
http://bccks.jp/bcck/147581/info