100503 道場破り日記 5月2日

昨日の朝、藤野の「篠原の里」で来年の今頃アウトプットしたい、と私が言って、岸井さんは、篠原の里だったら、岸井さんが地域の取材をはじめて、私に依頼されて作品を作るという路線の可能性について考えた。けれど、岸井さん曰く「私がそれをやり続けるという保証が感じられない」などの理由で、岸井さん萎えてしまう。そして主に手塚の「ファンタジー」の問題について、が重層低音のようにテーマの底にある感じで一日が始まる。頭がパンパンになって疲れてきたので、神村さんにヨガを伝授してもらう。

私がもし、篠原あたりで取材することで何かをやるとしたら、いきなり街の人に向き合うというのはやっぱり勇気がいるなあ、そういうことをずっとやっている岸井さんはすごいなあと思う。それをしているところを見学するようなことが必要かも。

お昼にカレーを食べてそのあと、篠原の里へ行く。小学校後なので、ブランコがあって、そこで少しブランコすることで少し頭がほぐれる。神社に行って、そこで、岸井さんの「Actの源流を遡ったらWorkとしての展示に行き着くか?」の試行錯誤をするつもりだったが、岸井さんがその「命題」を考えてしまったら、もう自分は何もやることがないので、私と神村さんに投げて終わり、と言われポカンとして、じゃあ、他に今やるべきことは?ということになって、結局、10年前に記憶の再生を、岸井さんが私にしている状況を、神村さんが見ながら、またその時の形式を採用しながら試してみる。手塚の公開できないような、様々な記憶の開示が次々に展開し始める。私自身も楽しい。そのあと温泉に歩いて行く。その道すがら、私は突然自分のファンタジーの源流を見出す(実際は本当か分からないけど)。それは、私が小学生低学年くらいの頃、両親が抱いていたファンタジーに共鳴した記憶を辿ろうとしてるのかもしれないというもの。これを思い出した瞬間に、(岸井さんが言うように)体がすごく変化するのを感じた。そのファンタジーに関係する場所に、岸井さんと行くことに決定、日程を決める。
温泉から帰った後、私のワークショップがしたいと岸井さんが言って、少しだけど、体の地図を描いてもらって、それを私がツアーさせるというものをやってみた。もう少し時間があったらいろいろなことができるかもしれない。私の記憶の開示ももう少し時間が必要なので、また次回どこか、武蔵小金井などでやる予定にした。岸井さんは大阪に行かなければならないので、今日で道場破り合宿を終えて帰って行った。お疲れさまでした!