個々人の発露としてあるべき言葉が知らず知らずのうちにプロフェッショナルに方向付けられ、盗まれていく様を観察し、発露としての言葉を取り戻す小さな航海に漕ぎ出します。
手塚夏子 × 高杉征司 × 浜田誠太郎
〜上演に向けた3つのイベント〜
Part 1 ペテン学講座・入門編「ありえない!世界へようこそ」講師 アーサー・ビナード
アメリカ生まれの詩人アーサー・ビナードさんをゲスト講師に迎え、ことばのマジックの種明かしをしてもらいます。絵本の読み語りから始まり、83年前の紙芝居実演に至り、途中で手塚・高杉・浜田との実験やトークも繰り広げます。アーサーさんから一言。「良い子のみなさんいらっしゃい!プロパガンダのからくりを考えましょう」。
2024年10月2日(水)19:00〜21:00(20分前開場) STスポット(横浜)
企画・出演:手塚夏子 高杉征司 浜田誠太郎 前売料金:2,500円 当日料金:3,000円 企画協力:STスポット
Part 2 『見えない矢印を巡る旅』 公開稽古
来年に予定している本公演に向けての稽古を公開いたします。手探りしながら実験したり対話を深めたり、見えないものを形にする様をぜひ覗きにきてください。
2024年10月3日(木)19:00〜21:00(20分前開場)
STスポット(横浜)
出演:手塚夏子 高杉征司 浜田誠太郎
料金:1,000円ドリンク付き 企画協力:STスポット
Part 1とPart 2のセット料金:3,000円
Part 3 『見えない矢印を巡る旅』 ワークインプログレス
第二弾の稽古から少し展開させた小さなアウトプットを行います。旅の途上ならではの手触りや思考の深化をぜひ目撃してください。
2024年12月8日(日)1st stage 14:00 / 2nd stage 18:00(20分前開場) 早稲田小劇場どらま館 (東京)
出演:手塚夏子 高杉征司 浜田誠太郎
料金:2,000円 企画協力:早稲田小劇場どらま館 Part1〜3セット料金:4,000円
学生料金:表示された料金から一律500円引き ※予約フォームは正規料金でご予約いただき、当日学生証をご提示ください。
詳細・ご予約 https://mienaiyajirushi.amebaownd.com/pages/8202842/menu
お問い合わせ natsukote@gmail.com(手塚)
アーサー・ビナード Arthur Binard
詩人。1967年、アメリカのミシガン州に生まれ、五大湖に囲まれて育つ。高校生のころから詩を書き出し、ニューヨーク州の大学で英文学を学ぶ。卒業と同時に来日、日本語でも詩作を開始。2001年に第一詩集『釣り上げては』(思潮社)が中原中也賞に選ばれる。『日本語ぽこりぽこり』(小学館)で講談社エッセイ賞、『ここが家だ ベン・シャーンの第五福竜丸』(集英社)で日本絵本賞、『さがしています』(童心社)で講談社出版文化賞絵本賞。翻訳絵本にエリック・カールの『ありえない!』(偕成社)、ボブ・ディランの『はじまりの日』(岩崎書店)などがある。創作紙芝居『ちっちゃいこえ』が五山賞特別賞に選ばれる。ラジオの仕事も多く、2021年に日本民間放送連盟賞グランプリを受賞。文化放送では「アーサー・ビナード ラジオぽこりぽこり」が毎週月曜日18:30に放送される。
手塚夏子 Natsuko Tezuka
ダンサー/振付家
体をコントロールする才能がないことへの気づきから、既成のテクニックではないスタイルの試行錯誤をテーマに活動を続ける。2001年より自身の体を観察する『私的解剖実験シリーズ』始動。体の観察から関わりの観察を経て、社会、世界で起きる様々なことを観察するべく実験的な試みを行う。’18年10月にKyoto Experimentにて「点にダイブする」を上演。’18年4月から’21年6月までベルリンでダンス活動をしていたが、現在は福岡を中心に活動している。
高杉征司 Seiji Takasugi
演出家・劇作家・俳優
1975年生まれ。広島県出身。同志社大学文学部卒業。
大学在学中から演劇を始め、2001年にWANDERING PARTYを旗揚げし、代表に就任。2011年、解散。2015年にサファリ・Pを旗揚げ。2022年8月、劇団を退団しフリーランスとして活動。
演劇と日常、私とそれ以外、そんな境界を疑い、シームレスにすることに興味を示している。舞台の上でも具象と抽象のはざまを彷徨っている。
浜田誠太郎 Seitarou Hamada
俳優、演劇研究
1996年生。休み代表。早稲田大学大学院文学研究科表象・メディア論コース博士後期課程。研究の関心は20世紀ロシアの演劇実践とその思想史的背景。どらま館制作部にて読書会やワークショップなどを企画・運営。基本的に都内をボロボロの自転車で移動している。